ボストン日本人研究者交流会 (BJRF)

ボストン在住日本語話者による、知的交流コミュニティーです。

次回3月特別講演会のご案内

3月16日(土)開催の研究者交流会では特別講演会として、中川敦寛 氏をお招きして交流会を開催いたします。

日時・スケジュール

16:20-16:30 挨拶・お知らせ
16:30-17:30 講演 1:特別講演 「少子超高齢に伴う「Huge Mismatch」の処方箋 医療機関は診断+治療から課題解決を通じた価値創造の場に」中川敦寛 氏
17:30-18:00 Q&A
18:15 ~ 懇親会


会場

講演会: MIT E52-164 (50 Memorial Drive, Cambridge, MA 02142)
懇親会: Royal East


参加申し込み

参加申込期限:2024年3月14日(木)21時
参加費:無料(講演会のみ), $35 (講演会+懇親会)*

*懇親会のみの参加はご遠慮ください。講演会への参加確認ができなかった場合、参加費の支払いの有無にかかわらず、懇親会への参加をお断りさせていただきます。なお、この場合、参加費の返金対応もできかねますことにご了承ください。
*参加費は懇親会会場予約の都合上、申込時のお支払いをお願いしております。ご協力の程よろしくお願い致します。期限までに参加費のお支払いを確認できない場合、申込フォームでの懇親会参加希望の有無にかかわらず、懇親会不参加として登録させていただきます。



参加申し込みフォームはこちら»



キャンセルについて

お申込み後にご都合により参加できなくなった場合は、事前になるべく早くメールでその旨をお知らせください。 また、懇親会にお申し込みいただいた方は、講演会3日前までにご連絡いただきますようお願い致します。それ以降のキャンセルにつきましては、会場予約の関係上、返金に応じられませんので、予めご了承ください。



講演者

中川敦寛 氏
東北大学病院 教授(産学連携室 EDAS)
東北大学総長特別補佐(社会共創担当)
東北大学戦略共創センター / 東北大学病院臨床研究推進センターバイオデザイン部門 / 東北大学病院未来医療人材育成寄附部門(兼)
東邦大学 客員教授
東北大学病院 脳神経外科 / 高度救命救急センター
国立研究開発法人日本医療研究開発機構 AMED 開発途上国・新興国等における医療医療技術等実用化研究事業 プログラムオフィサー(PO)
ジャパン・バイオデザインプログラム共同ディレクター
AO Neuro / インターナショナルファカルティ AO CMFアジア州地域ファカルティ(ダボス/香港)

少子超高齢に伴う「Huge Mismatch」の処方箋
医療機関は診断+治療から課題解決を通じた価値創造の場に

日本は今後 40 年で大きな社会変化に直面し、「超高齢社会」に伴い、必要な医療資源の大幅な増加と、「少子化社会」による利用可能な社会・医療資源の大幅な減少という「大きなミスマッチ」を解決しなければならない。さらには、人生100年時代で、健康寿命を延伸するために、医療機関は、従来の「診断+治療」だけでなく、健康・予防から治療後に至るまで、ひとりひとりの健康全体(Health Continuum)にコミットすることが求められる。 東北大学病院は、2014年よりアカデミックサイエンスユニット(ASU)を、2020年にはオープンベッドラボを設立し、企業の研究開発者に対して医療現場を開放し、医療従事者とともに事業化に資する課題探索かプロトタイプのテストを6か月のプログラムとして提供してきた(10年間で 61 社、1,600 名を超える開発研究者を受け入れ)。2019年よりスマートホスピタルプロジェクトとして、産学連携室、デザインチームを設立し、企業とのコクリエーションにより、医療現場から広くは社会の課題を解決し、質の高い医療ヘルスケアを持続的に提供につながる事業創出に関わってきた。事業化に資する課題の探索からスケーリングまでの全体をデザイン(holistic Design)できる人材に関するニーズが明らかとなり、デザインヘッドの教育も行っている。 病院が、社会インフラとしての新たな機能、スペシャリスト、ノウハウを持ち合わせることで、臨床、研究だけでなく、新しい機器、ソリューションの開発から始まり、医療現場の課題解決、イノベーションを通じた社会課題やHuge Mismatchの解決に貢献する場となることを目指す東北大学病院の取り組みについて紹介する。質疑応答では、コクリエーションパートナー企業、当院のインターンも参加し、医療機関が果たせる可能性についてディスカッションする。

過去の講演

最近の過去の講演題名と講演概要は次のリンクより確認できます。

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