FrontPage のバックアップ(No.21)


ボストン日本人研究者交流会 (BJRF)

ボストン在住日本人による、知的交流コミュニティーです。

Top page に戻る

2017-2018年度 ボストン日本人研究者交流会基調講演会 2017年9月23日(土) のご案内

ボストン日本人研究者交流会より2017-2018年度基調講演会のお知らせです。 9月23日(土)開催の基調講演会では、MITメディアラボの石井 裕教授による「『タンジブル・ビッツ』から『ラディカル・アトムズ』へ」を行います。

参加登録申し込み

懇親会は、定員に達したため受付を終了しました。講演会のみのご参加を受付中です。

参加登録の申し込みは下記のURLにあるフォームよりお願い致します。
残席数を正確に把握するため、ご家族で来られる場合は、席が必要な方はそれぞれ申し込みをお願いいたします。
参加登録フォーム 

日時

2017年9月23日(土) 16時20分より

(受付は15時50分から開始致します。16時20分までに受付を済ませてお席にお座りください。)

会場

MIT 34-101 (先月までと会場が異なりますのでご注意ください) (http://whereis.mit.edu/?go=34)

参加費

$20 (講演会+懇親会)、$5 (講演会のみ参加の場合) (当日現金のみ受付。また、懇親会のみの参加は受付けておりませんので、予めご了承ください。)

申し込み期限

2017年9月21日(木) 21時 (準備の都合により、期限までに参加申し込みをお済ませ頂けますようお願い申し上げます。また、申し込みが一定数に達した時点で受付を閉め切らせていただくことになります。それ以降に入場を希望される方は当日のキャンセル待ちとなります。)

交流会スケジュール

  • 15:50 – 16:20 受付
  • 16:20 – 16:30 開会挨拶・お知らせ
  • 16:30 – 18:00 基調講演 :未来視力:「タンジブル・ビッツ」から「ラディカル・アトムズ」へ 石井裕氏
  • 18:15 – 21:00 懇親会

***まだ登録されていない方は、是非ボストン日本人研究者交流会のメーリングリストへご参加下さい→ (方法・詳細) ***

講演要旨

「未来視力:『タンジブル・ビッツ』から『ラディカル・アトムズ』へ」

石井 裕氏

MITメディアラボ副所長、タンジブル・メディア・グループ・ディレクター、Jerome B. Wiesner Professor of Media Arts and Sciences

概要

1995年秋、MIT メディアラボで私が創始したタンジブル・メディア・グループにおける研究は、ビジョン駆動をその特徴とする。今日の HCI(Human-Computer Interaction)研究、そしてプロダクト開発のメインストリームは、ユーザニーズ駆動型、あるいはテクノロジー駆動型である。しかし技術は一年あまりで陳腐化し、アプリケーションも10年も経たずに他に置き換えられてしまう。しかし、深いビジョンは、我々のライフスパンを越えて、100年以上存続する。

本講演では「タンジブル・ビッツ」から「ラディカル・アトムズ」へと連なる、タンジブル・メディア・グループの22年間にわたるビジョン駆動型研究の流れを紹介する。「タンジブル・ビッツ」は、ディジタル情報に物理的実体を与える事により、その直接知覚操作を可能にする。「ラディカル・アトムズ」は、「タンジブル・ビッツ」の持つアトムの硬直性を克服するために考案した、形状と物理的性質をダイナミックかつコンピューテーショナルに変化させられる、未来のマテリアルである。新しい情報表現とインタラクションのためのマテリアルの発明を通して、私たちはディジタル世界と物理世界、そして私たちの身体性をシームレスに結びつける、未来の HCI を目指している。http://tangible.media.mit.edu/vision/

本講演では、メディア・アート、インタラクション・デザイン、サイエンス&テクノロジーの世界で、タンジブル・メディア・グループが発表してきた研究プロジェクトを紹介しながら、「タンジブル・ビッツ」から「ラディカル・アトムズ」へと至る、ビジョンの発展の軌跡を描写する。そして米国の競争研究社会を生き抜くために求められる、独創力・協創力・競創力、さらにオリジナリティとインパクトを追求するために求められる、出杭力・道程力・造山力について紹介する。

参考文献

(1)「米国 MIT の独創・協創・競創の風土」 電子情報通信学会誌 Vol. 92, No. 5, 2009

https://www.ieice.org/jpn/books/kaishikiji/2009/2009052.pdf

(2)『哲学、美学がない企業に未来はなし』東洋経済

http://toyokeizai.net/articles/-/23343

(3)『2200年の世界に何を残せるか』COURRiER Japon

https://courrier.jp/news/archives/41316/

(4)『日本の若者たちよ、慣れ親しんだ環境から世界へ出よう』日経新聞

http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK0700O_X00C13A1000000/

(5) Tangible Media Group home page: http://tangible.media.mit.edu/

Organizing Committee ボストン日本人研究者交流会 (Boston Japanese Researchers Forum) 幹事

村上 しづか (幹事長), Takeda Pharmaceuticals International Co.

河内山 彩夏 (副幹事長) , Bachelor of Science Student, Department of Chemical Engineering, Brown University

國尾 美絵 (副幹事長), Canon USA Inc., Healthcare Optics Research Laboratory

三輪 秀樹, Visiting Assistant Professor, Harvard Medical School, VA Boston Healthcare System

片原 由惠, Researcher / Adviser, Science & Technology Division, Consulate General of Japan in Boston, Japanese Patent Attorney

田主 陽, Ph.D student, Department of Chemistry, Massachusetts Institute of Technology

金岡 つづき, Boston Biomedical Consultants

大賀 拓史, Human Metabolome Technologies America, Inc.

由良 義充, Postdoctoral Scholar, Vascular Biology Section, Whitaker Cardiovascular Institute, Boston University School of Medicine

椋平 祐輔, Postdoctoral Fellow,  Earth Resource Laboratory, MIT

荻野 周史(アドバイザー), Professor, Brigham and Women’s Hospital, Dana-Farber Cancer Institute, Harvard Medical School and Harvard T. H. Chan School of Public Health


トップ   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS