11月19日講演会のご案内
ボストン日本人研究者交流会より11月月例講演会のお知らせです。
11月19日(土)開催の研究者交流会では、「心の病の動物モデル」と「チョコレート・キャピタリズム」に関する二本の講演を行います。奮ってご参加ください!参加申込はWebフォームよりお願いします。
日時:2011年11月19日(土)16時より(受付開始15:30)
会場: MIT E51-315
参加費:$5(講演会のみ)、$20(講演会+懇親会)
申込期限: 11月17日(木)午後9時 (準備等の都合がありますので、期限までに参加申込をお済ませ頂けますようお願い申し上げます)
講演スケジュール:
16:00 – 講演1:「心の病を理解するための動物モデル」東北大学大学院医学系研究科教授 大隅典子氏
17:15 – 休憩
17:30 – 講演2:「チョコレート・キャピタリズム」Mitsubishi Corporation, MIT Sloan School of
Management Class of 2012 松本洋之氏
19:00 – 懇親会
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(このメールの一文目に「[bostonJRF]グループの掲示板に投稿があったことをYahoo!グループよりお知らせいたします。」という文章が見られる場合は再度登録の必要はありません)。
ー以下講演要旨ー
心の病を理解するための動物モデル
大隅典子
東北大学大学院医学系研究科・教授
人間をとりまく様々な病気を克服する上で、動物個体を用いた研究は不可欠である。病因や病態のメカニズムを理解することはもちろんのこと、新たな治療薬や予防手段の開発を、いきなりヒトで行うことはできない。だが、例えば癌や免疫系の疾患と比べた場合、「心の病」の動物モデルを作製することには困難が伴う。ヒトの高度な神経機能のすべてを他の動物を使って理解することには、たとえチンパンジーを用いたとしても限界があるだろう。だが、現代社会においては各種の心の病が増加している。日本における自殺者数は年間3万人を超える年が続き、初等中等教育段階では学習困難児の増加により教育現場の混乱や疲弊が生じている。したがって、精神疾患の予防や治療は重要な課題であり、そのためには何らかの動物モデルを利用せざるを得ない。我々は、遺伝子改変や環境的改変・介入を行うことがもっとも容易なラットやマウスをモデルとして、心の病の生物学的側面を理解し、診断・予防・治療に活かしたいと考えている。
チョコレート・キャピタリズム
松本 洋之
Mitsubishi Corporation, Living Essential Group,
Senior Trader, Coffee & Cocoa Unit
MIT Sloan School of Management, Sloan Fellows Class of 2012(MBA Candidate)
皆様、チョコレートはお好きでしょうか?
チョコレートの原料であるカカオ豆は赤道付近の国々、ガーナ、ベネズエラ、エクアドル、インドネシア等約50か国で生産されています。産地によって風味に特徴があり、これをどう活かすかが商品開発の第一歩です。
また、カカオ豆はロンドンとニューヨークに市場を持つ国際先物商品です。
近年、投機ファンドの積極的な関与により、カカオ豆価格は大きく変動するようになりました。また、新興国の経済発展は世界のチョコレート需要を押し上げてきました。国際相場の荒い値動きと需給バランスの変化が、世界のチョコレート産業に大きな影響を与えています。
カカオ豆の生産国の多くは、必ずしも裕福でなく、時に政情不安を抱える複雑なお国事情を包含しています。生産者支援、環境負荷の少ない農業の実践、安心・安全の確保等、様々な課題が近年、益々重要性を増してきています。
グローバルな資本主義への傾倒の中で、サステイナブルな事業に向けてどのような取組が為されているのか。それをチョコレート産業の事例をご紹介しつつ、皆様と考えてみたいと思います。
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