交流会(1月15日)のご案内:「コンピュテーショナル・オリガミ」「米国のヘルスケア改革」
本年最初のボストン日本人研究者交流会の講演会は1月15日(土)開催予定です。
今回は「コンピュテーショナル・オリガミ」と「米国のヘルスケア改革」に関する二本の講演を行います。
是非奮ってご参加ください。参加のお申し込みはWebフォームよりお願いいたします。申し込み期限は1月13日木曜日です。
日時:2011月1月15日(土)16:00より(受付開始15:30)
16:00 – 講演1:「コンピュテーショナル・オリガミと建築デザイン」舘 知宏 氏
17:00 – 休憩
17:30 – 講演2:「財政・社会保障政策担当者の視点から見た米国のヘルスケア改革」小川 洋平 氏
19:00 – 懇親会
会場: MITキャンパス E51-315 ( http://whereis.mit.edu/?go=E51 )
申し込み期限: 1月13日(木)午後9時
(座席に余裕が無い場合、事前申し込みのない方の参加はお断りする場合があります。ご了承くださいませ。)
会の運営のため、講演会のみの参加は5ドル、懇親会も参加される方は20ドルの参加費をいただいております。
参加費は当日に現金にてお支払いください。どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。
是非メーリングリストへご登録下さい。是非メーリングリストにご登録ください
。
登録方法はメーリングリストのページをご参照ください。
講演要旨
「コンピュテーショナル・オリガミと建築デザイン」
舘 知宏 氏
Visiting Scientist, Computer Science and Artificial Intelligence Lab,
Massachusetts Institute of Technology
東京大学総合文化研究科助教
いま折紙は日本文化を超えてグローバルな芸術媒体として発展しています。例えば日本折紙学会、OrigamiUSAといった折紙愛好者・研究者のコミュニティが成長しており、折紙作品の表現の幅も大きく広まっています。また折紙は構造工学、数学、計算科学、教育等の多様な研究領域で研究・応用が進んでいる学問分野でもあります。一枚の紙を切らずに折る、という難解な制約をどのように解き、さらにそれをどのように生かすか、というテーマが芸術においても研究においても非常にホットなトピックとなっており、そのなかでコンピュータの果たす役割は非常に大きくなっています。
特に建築デザインの場面においては、一枚の面から三次元形状へと成形する技術、ポータブルに折り畳める展開構造、変形メカニズムなどへ折紙の応用が考えられます。ここでは、折紙に由来する制約条件とデザイン上必要とされる条件の両方を満たしつつ、さらに意匠上の工夫を可能とすることが要求されます。これらのデザイン問題を解くためには、一般化された折紙の幾何学問題とその解法アルゴリズム、すなわちコンピュテーショナル・オリガミの研究が有効です。
本講演では、折紙と折紙学の現在を紹介しつつ、私がこれまでに行ってきたコンピュテーショナル・オリガミの研究や折紙のデザインシステムの開発等についてデモンストレーションを交えつつお話ししたいと思います。
「財政・社会保障政策担当者の視点から見た米国のヘルスケア改革」
小川 洋平 氏
Master of Arts in Law and Diplomacy, The Fletcher School, Tufts University
財務省
ボストン在住の皆様の中には、オバマ政権成立直後からヘルスケア改革法案が成立した2010年の始めにかけてアメリカ国内を揺るがした「ヘルスケア・ディベート」について、鮮明な記憶をお持ちの方も多いかと思います。
「ユニバーサル・ケア」を掲げ無保険者の解消を目指すオバマ大統領及び民主党のリベラル派と、小さな政府と選択の自由を標榜する「ティーパーティー運動」に代表される保守派との間での激論は、2010年3月の法案成立で一応の決着を見るまでの間、文字通り国論を二分し、今なお法律の執行を巡り議論が続いています。
他方で、日本をはじめとする多くの先進国で当然のこととされる「国民皆保険」の導入が何故これほどの議論を呼ぶのかにつき、不思議に思った方も多かったのではないでしょうか。
今回の発表では、厚生労働省に出向し介護保険制度の改正に携わった経験を持ち、公的社会保障と財政の関係を「国の形」の根幹と考える若手財務官僚が、オバマ政権下のヘルスケア改革を巡る議論の本質と、この問題に透けて見える「この国(アメリカ)の形」と「我が国(日本)の形」の違いについて、大いに熱弁をふるいます。どうぞご期待ください。
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