2010月10月16日(土)研究者交流会のお知らせ
季節の変わり目みなさまいかがお過ごしでしょうか。ボストンはこれから寒い冬がやってきます。みなさまお体お気をつけください。月例の講演会のお知らせです。
10月16日(土)に開催する今年度第二回目の研究者交流会では、「核融合」と「音声・聴覚」に関する二本の講演を行います。是非奮ってご参加くださいませ。参加のお申し込みは、Webフォーム( http://www.boston-researchers.jp/wp/registration )よりお願いいたします。
日時:2010月10月16日(土)16:00より(受付開始15:30)
16:00 – 講演1:「持続可能な社会 ー核融合の可能性ー」 荒井慧悟さん
17:00 – 休憩
17:30 – 講演2:「音声・聴覚 人工内耳・バイリンガル (第2言語学習)」 久木身和子さん
19:00 – 懇親会
会場: MIT E51-315教室 http://whereis.mit.edu/?go=E51
申し込み期限: 10月14日(木)午後9時 (座席に余裕が無い場合、事前申し込みのない方の参加はお断りする場合があります。ご了承くださいませ。)
会の運営のため、講演会のみの参加は5ドル、懇親会も参加される方は20ドルの参加費をいただいております。参加費は当日に現金にてお支払いください。どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。
是非メーリングリストへご登録下さい。登録方法はこちらです。http://www.boston-researchers.jp/wp/maillist
講演要旨
「持続可能な社会 ー核融合の可能性ー」
荒井慧悟さん
Graduate Teaching Assistant
Department of Physics
Massachusetts Institute of Technology
「持続可能な社会」
これを実現するにあたって避けて通れないのはエネルギー問題です。石油資源などの枯渇が懸念されるなか、現在は様々な形態のエネルギー源が研究されています。そんな次世代を担うエネルギー源の一つとして核融合の研究が始まり、今年ですでに55年目を迎えました。
核融合とは、太陽の中で行われている軽い原子核どうしの反応です。太陽で作られたエネルギーは地球に光として届きます。太陽光発電はもちろんのこと、水力発電も元は太陽の力によるものです。石油に変化した太古の生物でさえ太陽に頼って生きていたことがわかります。このように、現在利用されているほぼ全てのエネルギーが太陽起源であることを考えると、太陽はいかに多くのエネルギーを提供しているかがわかります。そこで私たちは地球上に小さな太陽を作ろうと考えたのです。これが核融合発電です。
本講演では、まず持続可能な社会についてエネルギー問題の現状を考察します。それを解決する手段として核融合発電を提案します。次に、太陽で起こっている核融合反応を調べた後に、それを地球上でどのように再現するのかをご説明します。最後に、核融合研究の最前線をご紹介し、この技術が成功した場合に私たちの生活や世界の経済がどのように変わるのかを考えたいと思います。
「音声・聴覚 人工内耳・バイリンガル (第2言語学習)」
久木身和子さん
Miwako Hisagi, PhD, Research Scientist
Speech Communication Group
Research Laboratory of Electronics
Massachusetts Institute of Technology
「どうして耳を大切にしなくちゃいけないの?」
「話す・聞くってどういうこと?」
近年、電車の中で聞くIPODの音量などがトラブルの要因になることもありますが、自分が適切と思う音量は本当に適切なのでしょうか?もしかすると、知らないうちに、耳を悪くする使い方をしているかもしれません。事実、耳への負担の障害は、10年後・20年後に出る可能性があるので、日常ではなかなか気がつかないことが多いのです。
そもそも、私たちが「話す」「聞く」或いは「話すことができる」「聞くことができる」とは具体的にどのようなことを示すのでしょうか?また音量の問題だけでなく、「Aさんの英語は聞きやすいけど、Bさんの英語は分かりにくい」など、聞こえ方にも違いがあるのはなぜなのでしょう?
今回の講演では、「人工内耳とはどういうものか」ということに焦点を当てながら私たちが普段当たり前のように日常「話したり」「聞いたり」している行為がいかに大切かということをお話ししたいと思っています。
補聴器の歴史に比べると人工内耳の歴史はまだ日が浅く、いまだその実態を知らない方も少なくないでしょう。人工内耳の本格的実験は1950年代に始まり、1970年前後に最初の人工内耳の実用化、1980年代に商品化され、以後年々高機能の人工内耳が開発され続けています。
人工内耳の患者さんとバイリンガルの事例をもとに、「話す」「聞く」という行為について考え、「話すことができる」が「聞くことができる」に密接につながっていることをわかりやすくお話したいと思います。
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ボストン日本 人研究者交流会 幹事一同
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