第84回報告会のご案内:「型インフルエンザパンデミック 我々はどう対応すべきか」「足のない暮らし」
11月7日(土)の午後4時より催される今年度二度目の研究者交流会では、「新型インフルエンザ」と「義足」に関する、二本の講演を行います。
今冬に大流行が懸念されている豚インフルエンザについて、感染症専門医の吉田敦さんより、その最新の情報と感染阻止の方法について伺います。また、MIT Media Labに於いてロボット技術を応用した義足を研究している遠藤謙さんに、最先端の義足技術や、義足による途上国援助などについてお話いただきます。是非、奮ってご参加くださいませ。
なお、参加のお申し込みは、登録フォームよりお願いいたします。座席に余裕が無い場合、事前申し込みのない方の参加はお断りする場合があります。
- 日時:2009月11月7日(土)16:00より(受付開始15:30)。その後、近辺で懇親会
- 講演: 16:00-19:30
- 懇親会: 20:00-
- 会場: MIT キャンパス MIT E51号館 345教室 (三階奥の教室です。先月とは会場が異なります。ご注意ください。) 地図: http://whereis.mit.edu/?mapterms=E51&zoom=17&lat=42.36054174140606&lng=-71.08449339866638&open=object-E51
- 申し込み期限: 11月5日(木)午後9時
- 会の運営のため、報告会のみの参加は5ドル、懇親会も参加される方は20ドルの参加費をいただいております。参加費は当日に現金にてお支払いください。どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。
- 是非メーリングリストへご登録下さい。
- Facebookに設置したフォーラムも是非ご活用くださいませ。自己紹介、ディスカッション、ネットワーキングなどにお役に立てればと思います。
- ボストンの日本人関連のイベントを網羅するため、「ボストン共有カレンダー」を設置しました。是非ご利用くださいませ。右下の「+Google Calendar」というボタンより、ご自分のカレンダーへインポートできます。
講演要旨
「新型インフルエンザ(H1N1)パンデミック 我々はどう対応すべきなのか」
吉田 敦
Brigham and Women’s Hospital, Harvard Medical School
感染症専門医,ドイツ連邦共和国内科医
今年の4月にメキシコで感染者が確認されて以来,新型インフルエンザH1N1(swine influenza)の流行は全世界に及んでいます。米国もすでに流行の第1波を経験し,ここマサチューセッツ州では発生後2万人が感染,州によっては人口の10-20%が罹患した地域もあります。現在も第2波として感染者数が増加しており,アメリカでは国を挙げて対策が取られています。この10月5日に新型インフルエンザワクチンの投与が開始されましたが,今後どのように対応していけばよいのか迷っておられる方も多いことでしょう。
今回は,新型インフルエンザのウイルス学的特徴,感染経路,診断・治療,予防(個人防衛,社会防衛)について,最新の情報を取り入れながらお話しします。季節性インフルエンザとはどう違うのか,感染を防ぐためには何をすればよいのか,罹患した時にはどうすればよいのか,ワクチンの効果は期待できるかといったClinicalな質問にもお答えしたいと思います。
さらに日米のインフルエンザ対策の違いとその背景にも触れ,制圧のために今後求められる対策について,会場の皆様からご意見を頂きながら、医療のみならず公衆衛生学的,社会的,政策的な側面からも考察していく場にしたいと思います。
「足のない暮らし」
遠藤謙
MIT Media Lab Ph.D. Candidate
健常者であるあなたが何らかの事故や病気で足を切断することになった、と想像してみてください。今までのように歩いたり走ったりすることが出来なくなるとしたら、どうしますか?このような悩みを抱える人の希望となるのが義足技術です。しかし残念ながら、現在の最先端の技術をもってしても、義足を付けた人が健常者と同じような生活をすることは不可能です。それだけ、みなさんの足はすばらしい機能をもっているのです。
今回の発表では、みなさんが日常あまり意識せずに行っている歩行運動に焦点を当て、いかに二足歩行が高度であるか、また切断によって失われた機能を、現在の義足技術を使ってどこまで復元できているかをお見せします。次に、北京五輪で話題になった義足のアスリート、オスカーピストリウス選手の事例から、障害者の抱える倫理的・社会的問題点に触れます。最後に、途上国への技術支援を行っているMITのコミュニティ、International Development Initiativeと、その中で途上国ための義足を作っているDevelopment World Prostheticsを紹介します。
義足に関するさまざまなトピックに触れつつ、みなさまとの議論を深めていきたいと思います。
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