ボストン日本人研究者交流会(10月22日)のご案内
10月の月例通常講演会のお知らせです。
10月22日(土)に開催する通常の研究者交流会では、「自由貿易地域(FTA)ネットワークの世界的変遷」と「燃料電池とエネルギー」に関する二本の講演を行います。是非奮ってご参加くださいませ。参加のお申し込みは下記Webフォームよりお願いいたします。
http://www.boston-researchers.jp/wp/registration
日時:2010月10月22日(土)16:00より(受付開始15:30)
16:00 – 講演1:「自由貿易地域(FTA)ネットワークの世界的変遷」 古沢泰治氏
17:00 – 休憩
17:30 – 講演2:「燃料電池とエネルギー」 高木裕登氏
19:00 – 懇親会
会場: MIT 56-114
申し込み期限: 10月20日(木)午後9時 (座席に余裕が無い場合、事前申し込みのない方の参加はお断りする場合があります。ご了承くださいませ。)
会の運営のため、講演会のみの参加は5ドル、懇親会も参加される方は20ドルの参加費をいただいております。参加費は当日に現金にてお支払いください。どうぞご理解とご協力をお願い申し上げます。
是非メーリングリストへご登録下さい。是非メーリングリストにご登録ください(このメールをbostonJRF AT
yahoogroups.jpからも受け取った方は既に登録済みですのでその必要はありません)。登録方法はこちらです。http://www.boston-researchers.jp/wp/maillist
講演要旨
「自由貿易地域(FTA)ネットワークの世界的変遷:理論的アプローチと動学シミュレーションアプローチ」
古沢泰治氏
Program for U.S.-Japan Relations, Harvard University
Graduate School of Economics, Hitotsubashi University
今日本では、TPP(Trans-Pacific
Partnership)に日本が加盟するべきかどうかが議論になっています。TPPは自由貿易地域(FTA)の一種で、日本の加盟が実現すると、FTAの締結で大きく出遅れている日本にとって大きな転機となるでしょう。
現在世界では、489もの経済地域統合(FTAや関税同盟など)が存在します。1990年代から急速にその数を増やしてきたFTAはどこまで進展していくのでしょうか?FTAの世界的ネットワークはどう変遷し、最終的にはどういう形に落ち着くのでしょうか?日本は積極的にその波に乗るべきなのでしょうか?それとも少し距離を置くべきなのでしょうか?
今回は、FTAの世界的ネットワークの進展を、ネットワークゲームの枠組みで分析してきた私の研究を中心にお話しします。特に、動学シミュレーションを用いて、今後のFTAネットワークの変遷を占おうとする研究を紹介します。複雑怪奇な現実の経済現象を、経済学がどう捉え解明しようとしているのか、FTAの変遷を例にその一端をお見せいたします。
「燃料電池とエネルギー」
高木裕登氏
SONY Visiting Scientist
Harvard School of Engineering and Applied Sciences,
Harvard University
“燃料電池”とは何でしょうか。名前くらいは聞いたことある、という方もいらっしゃるのではないかと思います。
燃料電池は当初は水素社会における自動車のパワーソースとして注目を浴び、昨今は高効率分散型コージェネレーションシステムのコアコンポーネントとして再び期待が寄せられています。
一方、太陽光発電、風力発電等に代表される再生可能エネルギーが地球温暖化を促進すると言われる二酸化炭素(CO2)排出削減の切り札として、そして日本では震災後の各原子力発電所の停止により失った電力を賄うための“創電”技術としても大変注目を集めています。再生可能エネルギーの導入は地球温暖化ガス排出低減につながるとともにエネルギー自給率の向上に寄与するため、積極的に促進されて行くと考えられます。日本では全発電量に収める割合は現状1%程度ですが、今後の伸びを期待したいところです。
今回の発表ではクリーンエネルギーの一翼として期待が高まりつつある“燃料電池”の仕組みと魅力、その動向をご説明させていただくとともに、現在の地球環境・エネルギー情勢下での可能性について皆様とお話できれば幸いです。
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