5月12日(土)講演会のお知らせ
ボストン日本人研究者交流会より5月月例講演会のお知らせです。
5月12日(土)開催の研究者交流会では、「アジア地域統合とアメリカの役割」と「ケムインフォマティクス」の二本の講演を行います。奮ってご参加ください!参加申込はWebフォームよりお願いします。
日時:2012年5月12日(土)16時より(受付開始15:30)
会場: MIT E51-315
参加費:$5(講演会のみ)、$20(講演会+懇親会)
申込期限: 5月10日(木)午後9時 (準備等の都合がありますので、期限までに参加申込をお済ませ頂けますようお願い申し上げます)
講演スケジュール:
16:00 – 講演1:「アジア地域統合とアメリカの役割」羽場 久美子 氏
17:15 – 休憩
17:30 – 講演2:「ケムインフォマティクス:アカデミア・企業・個人における情報
化」久枝 秀次 氏
19:00 – 懇親会
―以下講演要旨―
「アジア地域統合とアメリカの役割~日米同盟、TPP, 地域協力」
羽場 久美子氏
青山学院大学 教授
ハーバード大学 客員研究員
「EU(欧州連合)は今,金融危機で大変ですね。なぜ地域統合をアジアで推進しようと考えるのですか」これが最近,私の研究や講演に対する,日本・アメリカを問わず,聞かれる問いである。しかしグローバル時代においては,先進国の長期的衰退と,新興国の成長という主要潮流が本質的な問題である。短期的にはEUが大変に映るかもしれないが,アメリカ,日本も見方によってはEU以上に大変な危機に直面している。グローバル化の中で,「先進国」全体が,新興国からの競争による挑戦を受けているのである。アメリカも現在,自らを,成長を遂げる「アジア太平洋の一員」だと唱えて,生き残りをかけた地域戦略に突入しているのである。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)のねらいも,そこにある。日本も,3.11の大災害を経て,どのように復興の道を探っていくのかというとき,アジアの地域統合と世界との共存が,最も重要な方策である,と確信する。
「ケムインフォマティクス:アカデミア・企業・個人における情報化」
久枝 秀次氏
PerkinElmer Inc.
Director, Asia Pacific Operations / Informatics
皆さんは日々の研究や日常生活のなかで様々な「情報」や「データ」をどのように取り扱っていますか?PCやインターネット、携帯端末などの発展にともなって、取り扱える情報の量が増え利便性も高くなり、研究やライフスタイルも知らず知らずのうちに変わってきてはいませんか?実際のところ多くの情報に迅速にアクセスできる環境や情報に関する周辺技術が整い、研究の質もスピードも年々向上しているのではないでしょうか。一方、新しい課題も出てきています。例えば、膨大なデータをどのように効率的かつ有効に利用するのか、またデータの安全性をどう考えるのかなどという点です。今回はケムインフォマティクスとは何かということから始め、化学研究に関する情報処理の環境を中心に、昔と比べてどのように研究データが取り扱われ、新たな課題にどう取り組んでいるかをお話しします。また、化学に限らず現在利用可能なテクノロジーや情報を有効に扱う上でのポイント、そして注意点などにも触れ、「インフォマティクス」を皆さんの身近に感じてもらえればと思います。
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